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■ボリビア | ダイナマイトに惹かれた鉱山ツアー (1/7) |
ポトシの町に到着。中心地の広場から少し離れた宿の集中する場所で宿探し。
その近くを探すが空いていない。
たまに空いているがめっちゃ高い。一人150〜200Bsと余りにも差がありすぎて決めきれない。
荷物を直己に見てもらっていて一人で宿探しに奔走。
1時間ほどかけてカテドラルの近くで安いユースホステルを発見。
ツインの部屋でセキュリティも安心なので、30分程で戻るとその場で仮予約。スタッフは目茶親切そうな笑顔の素敵なおじさん。
無事にチェックインして、身軽になって町へ繰り出す。
旅行代理店が沢山ある。ちょっと聞いてみようと入った旅行社は美人のオーナーが今すぐ行くんだったら今日の午後のツアーに間に合うよって感じで気を利かしてくれた。
直己の荷物の件もあったので明日のツアーでと考えていたので超ラッキーだ。
今から2名の参加するのでと素早い手配。
他のメンバーは先に向かっているので私の車で送るねと真っ赤なスポーツカー(確かBMWだった気がする)で送ってくれた。
車の中でそこで始めて旅行社のオーナーであることを知った。
リッチな理由が分かった。
コカの葉とジュースをおごってくれた。なんて優しいんだ。
鉱山の中で高山病にならないようにコカの葉を噛みながら行くと良いらしく必需品だそうだ。
それと、脱水状態にならないように水分が沢山必要なんだってさ。
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民家で着替える。
つなぎの作業着・長靴・ヘルメットで働くおじさんに変身!
20名ほどでまとまってバンに乗って移動。
いかにも硬そうな岩盤の山肌が見えてきた。現場に到着。
1グループ8〜10名ほどに別れ説明を受ける。 スペイン語と英語で分けられたので英語の方に参加。 |
小さな穴が見える。 トロッコ用の線路がある。 |
穴の奥から時折ダイナマイトが爆発する鈍い音が聞こえる。
さてツアーの開始だ。
もくもくと作業するおじさん。 空になったトロッコを押してい る。 空気が薄いのもあるが蒸し暑 く、この中での一日中作業する のは結構大変だろう。 |
岩肌に色んなミネラルで作られた結晶などがあって奇麗だ。
狭い通路を進んでいくと奥に下りる穴があった。ツアー客は危ないので降りれない。
仮に降りれても上がるのが大変だ。
奥に行くとさらにきらきらする岩肌があって奇麗だった。
守り神ティオ
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ポトシの鉱山でティオは坑内の安全を守る神様のことを指す。 ※西語で「ティオ (tio)」とは「伯父(叔父)」を指す単語。 ポトシの鉱山では、坑内の休息所にはたいてい等身大に近い男性の胸像または立像が飾られている。赤ら顔でひげを生やしていて、たまに角がある。一説には統治していたスペイン人を鬼に見立てて作られたものだという説がある。 このティオにたばこをくわえさせ酒を捧げることによりご機嫌を取り、坑内の安全を祈願する。 鉱夫たちは朝、採掘場所に行く途中でティオに挨拶をし、夕方ティオにお礼を言って帰る。 |
事故を防いでもらうためにツアー客も必ずここに来るそうだ。
その後、短い穴をはしごで降りると、数名の作業員達が居た。
皆ほっぺが膨らんでいる。コカの葉をくちゃくちゃ噛んで作業しているのだ。俺らも食って居たが別においしいものでもない。
このコカの葉はコカインのもとだけどボリビアでは普通に手に入る。
ポトシの鉱山見学には欠かせないコカの葉は、噛むことで高山病の症状が緩和されるそうなのだ。
だから作業員たちは一日中これを噛みながら作業しているのだ。
半ば強制的な催促により、コカの葉とジュースをプレゼント。
穴の奥ににダイナマイトを仕掛ける。隙間を埋めるためにこのピンクのものをつめて、それから砂や石をつめる。隙間を空けると爆破のインパクトが上手く岩盤に伝わっていかないらしい。 |
穴に入る前に聞いていた着火線は約10分。 その線を3分の1に短くしてしまったオヤジ。 |
皆の目が点になっていると、『じゃー点けるぞ!』ってさっさと火を点けてしまったオヤジ。
ツアー客の皆は焦ってもと来たはしごを急いで戻る。
最後のツアー参加者がはしごを上がり、オヤジが上がってきて20秒ほどで『ドーン!!』という爆発音が来た。近くで聞くと凄い迫力!
煙がもくもくとするなか、またまたはしごを下る。 そんなに大きく岩盤が砕けてるわけではなく少しがっかり! 砕けた岩盤のかけらなど見学。 |
青い結晶に癒されな がら来た道を戻る。 |
ツアー参加の前に売店でダイナマイトを150円ほどで買っていれば外で爆発させれたかもしれない。
急なツアー参加で急いでいたので気が回らなかったのが悔やまれる。
なかなか面白いツアーだったが、工夫たちは粉塵などで肺の病気で寿命が短くなったり、体が衰弱したりと重い話も聞いた。
ボリビアは資源が豊富でその恩恵で日本も助かっていることもあるのだが、こういった工夫たちに感謝しなくちゃなと感じました。
ダイナマイトですかっとする部分と何だかすかっとしない部分とで微妙ーだけど、結果、参加してよかった。
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夜の町を歩く。ナイトマーケットなど出て昼よりは賑わっている。
ボリビアは盗難など危険だと聞いてたが、バス移動や首都ラ・パスに集中しているようで、ここポトシはのんびりした田舎町で割と平和だった。人通りの多い場所のみ移動する分には22時までなら安全ではなかろうか。
■ボリビア | ポトシからウユニへ移動 (1/8) |
同行の直己の荷物も無事にピックアップでき今日はメインのウユニへ移動できる。 朝飯を食ってしばらく町を観光。 まずは町の中心にある広場へ向かう。 |
最も人の出入りの激しい建物へ入ってみる。銀行みたいだ。
変な顔がある。意味わかからねー。
ここは造幣局だったそうで銀高山(セーロリーコ)で歳出される銀で作った貨幣をスペインに輸送してたみたいだ。
何かを入れるんだろう。 口に穴が空いている。 |
タクシーの運ちゃんにウユニ行きのバス乗場まで連れて行ってもらったが、宿から坂道を下っただけだった。歩いていける距離だったので何ともお馬鹿な話だ。
一番早く出るバスが20分ほどで出るので、それに乗ることにした。
赤土の舗装されていない道路を猛スピードで走り続けるのだ。 跳ねるし揺れるしお尻が痛くなる。 車内は埃っぽいので喉が痛い。 |
噂には聞いてたけど結構きつい。途中休憩していたときに撮影した。車が通りすぎた後の土ぼこりが凄いでしょ。こんな道が延々と続くのだ。
緑もあるが、基本的に砂漠 と変わらん。 数種のサボテンがある。 |
ラパスからウユニに行くルートだとかなりの長時間移動になり、無茶苦茶辛いらしい。日本人旅行者やペルー人に二度とあのルートで移動したくないと聞いていたのでポトシ経由で大正解だ。
このルートだと5時間くらいなので少々辛くてもうとうとしている間にウユニの町に着くのだ。
代わり映えしない景色だったが、俺は結構好きだった!