アルゼンチン/バリローチェ
★バリローチェ。景色はまるでヨーロッパ
★ナウエルワピ国立公園ツアー
★エルチャルテン行きを即決
■アルゼンチン | バリローチェ。景色はまるでEU(1/18) |
昨日はほぼ丸一日移動に使った。
長時間ただバスに座っているだけだったのだが疲れもあったのだろう。
ニョッケンでバスに乗り込んだ瞬間、深い眠りに落ちてしまった。
曲がりくねった道を走るバスに揺り起こされ目をうっすら開けてビックリ!昨日は真っ直に伸びる平地の道をひたすら走っていたのだが、目を覚ましたら全くの別世界が広がっていたのだ。
どーでしょう?この景色。
空気も水も透き通って、緑と青のコントラストが鮮やかすぎです。
『ここは南米か?』『スコットランドかスイスだろ?』って疑うほど!
眠気も吹っ飛び一瞬一瞬を見逃すまいと車窓を食い入るように続けていました。この世界一周でも上位に入る車窓の景色でした。
もっと早く起きて見たかったなと悔いが残るほどでした。
遠くに見えるアンデスのアルプスも一際美しい!
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終点は湖のほとりにあるこじんまりしたバスセンター。小さなブースが10ほどあり、色々な方面へのバスを提供している。
このバスセンターからメインの町は車で10分ほどの距離に離れているので情報はすぐにゲットすべきなのだ。
いくつか回って路線と時間、空席を尋ねるが今日・明日の便は満席っていう回答が多い。
ハイシーズンで大人気の観光スポットなので需要と供給のバランスが悪い時期なのだ。
観光案内所で宿情報などを聞き、バスで街中まで移動。
歩けば30分の距離だがここはムリをせず。道のあちこちでパッカーが歩いている。行きは登り坂なのでバスで正解だった。
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ハイシーズンということもあり宿探しは難航する。
ペルーとボリビアは苦労することが少なかったが、チリに入国後に宿探しは苦戦している。振り返ればサルタのみ簡単に見つかったのでそろそろ学習すべきなのだが、今回もお馬鹿な旅人なのだ。
7〜8件見て周り、1つだけ空いていたのだが1泊4〜5千円の部屋だったのでシェアできる人が見つかれば戻る事にし、他を探すことにした。
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先ほどスタッフがルスだったホステルで尋ねたら2ベッド空きがあるとのことで即チェックイン。
今回は体力的には大丈夫だが、宿が見つかった後は張り詰めた緊張が緩和され精神的にはどっと疲れるのだ。 |
早速、共用のキッチンでお湯を沸かしインスタントラーメンで腹を満たす。今日もまた”一日一麺”を実践できたぞ。
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午後からはバリローチェの町を散歩。
トレッキング好きなドイツやスイス人を初め多くのヨーロッパ人が多い。冬の北半球か暖かい夏を目指してバカンスに来ている人が多いのだ。
ログハウス調な家やヨーロッパでよく見た家並みが広がり、南米とは思えない。(そこまで南米のことを知っているわけではない。)
湖のほとりに下ってきたのだが完全なリゾート地だ。アルゼンチンといえば、スペイン語、タンゴ、サッカー&マラドーナというイメージが先行していたのでどーにもこーにも期待とは真逆だが、素晴らしい景色に何一つ文句のつけようもなく一目惚れしてしまったのだ。
時間があれば何もしないで1週間ほどのんびり過ごしたい町だ。
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↓電線にひっかかったスニーカー
悪戯だろうがなんだか絵になる。 |
広場にある銅像。
広々した景色で皆
が集まってくる。
アイスクリームをほう
ばる人が多い。 |
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昼寝をする人。プールで水遊びをする人。平和な一日だ。
※夏だけど高地なのでプールは寒いと思うんだけどね。
街中にある旅行会社で明日のツアーを申込んだ。
雄大な景色がパノラマで楽しめるそうなのだ。
■アルゼンチン |ナウエルワピ国立公園ツアー (1/19)
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今日は午前中のツアーに参加し、ナウエルワピ国立公園へ。
何故か分からないが47ARSを40ARS(1000円)に割引してもらった。ラッキー!
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展望台まではゴンドラで行く。
ツアーとは別料金(30.00ARS750円/往復)。
スキーのリフトと同じように上がって行きます。 |
どーぞ、ご覧あれ。
360度の大パノラマが広がります。
貧乏旅でもこの展望台には絶対来た方が良いですよ。来ないと大損ですよ。
スイスではありません。たなびくアルゼンチン国旗がその証拠。
こんなに晴れるのは珍しいんだってさ。
1年の内8割(約290日)が雨が降るそうなので超ラッキーでした。
空も水も花も緑も空気も全てが奇麗なのだ。
午前中だけの短いツアーだったけど大満足でした。
南米まで来るのは簡単ではないのでもしチリやアルゼンチンに来るようなことがあればパタゴニア地方へ行きましょう。
日程的に難しいならここバリローチェだけでもおいでやす。
■アルゼンチン | エルチャルテン行きを即決 (1/19) |
バリローチェで午前中のツアーを終え、遅めの昼食を取り今後の身の振り方を考えようとバスセンターへ行く。
しかーし、前日以上に空席が無くどこに行くにも2日以上先になる。
ボーゼンとしながら街中に戻り観光案内所に相談すると
南下してエル・チャルテンへ行くツアーを薦められた。
途中の景色が素晴らしいのだそうだ。パタゴニアに来たら是非行った方が良いとかなりの自信で薦めるのだ。
流されるまま席が空いていることを電話で確認してくれたが高額なので他と比較しようと思いその場では即決せず。
いくつかの旅行社を回るがどこも高額で決めきれず。
午前中のツアーをお願いした旅行社に行ってみるとあと数時間後に出るツアーで今晩は車中1泊になるがまだ空きがあるよってことだ。
バリローチェはすごく気に入ったので数日間滞在したいのは山々だったのだがリオのカーニバルまでのスケジュールなどを考え、今日中にここを離れることを決断。
すぐさまホステルに戻り事情を話してチェックアウトを申し出たら支払済みの今日の宿代を全額返してくれた。
なんて親切なんだ!ムチョ・グラシアス!!
荷物をまとめ時間までロビーで待たしてもらう。
こんなに愛して止まないバリローチェをたった1泊で離れるのはもったいなさすぎるがまた来る日のために観たい場所は残しておくのだった。
バリローチェ 【Bariloche】
アルゼンチン中西部、リオネグロ州の観光都市。
正式には
サン・カルロス・デ・バリローチェ(San Carlos deBariloche)と言いますが、長いのでバリローチェと呼ばれる。
アルゼンチンで有名なリゾート地でナウエル・ウアビ湖畔(Lago Nahuel huapi)にあるチリ国境にも近い。
ブエノス・アイレスから1650km、標高770mのパタゴニア地方北部に位置し、背後には、標高2800mのカテドラル山(Cerro catedral)をはじめ2000m〜3000m級のアンデスの山々に囲まれた素晴らしいロケーションが連なる。
冬はスキー、夏は釣りやトレッキング等が自然の中で色んなアクテビティが楽しめる。
バリローチェ地方は、アンデスの湖水地帯で年間水量が空港付近で600m、バリローチェの町で800m、ジャオ・ジャオ半島になると1600雨量になる。
1年の内8割(約290日)は、雨が降るらしく、最高の景色を拝むためには短い滞在期間では難しいかもしれない。
スイスやドイツからの移住者が多く、シャトレー風の木造建築が多い町並み。
南米のスイスとも呼ばれている。
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≪ 宿情報 ≫
●Ponto Sol
Backpackers Hostel
50.00ARS(1250円)
アットホームな感じのホステル。部屋は狭いが2階のリビングが広くて皆が集まってきて憩いの場所だ。使いやすいキッチンだった。
※ここのオーナーは凄く親切でどうしても宿が見つからなかったバックパッカーは雑魚寝で受け入れることもあるそうだ。先日も相当困っていた3人組のパッカーを泊めてあげたらしい。料金も無料。
毎回と言うわけではないので期待しないでくださいね。
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≪ 交通情報 ≫
●市内交通(バス代)
バスターミナル→シビコ・スクエア(町の中心)
3.00ARS(75円)
●長距離バス(ツアー)
バリローチェからエルチャルテンまで(1回乗換え)
(車中1泊+宿1泊付)
460.00ARS(11500円)
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≪ グルメ情報 ≫
【帰国したらまず最初に
何を食いたいか?】
麺を食っているからか日本食が全く恋しくならないのだ。
旅をしていると米・醤油・味噌などの日本食欠乏症にかかり体重が落ちて体力を失い廃人化していく旅人が結構な数が居ることに驚く。
外国に来てわざわざ日本食を作ったり、日本食レストランばっかり行く人も多いもんね。
貧乏旅行なので外食がそんなに出来ないので安く簡単に手に入るラーメンやパスタが多くなってしまうのだが、これはこれで満足している。大手スーパーや中華系の商店に行けばラーメン系は手に入るしね。蕎麦・うどんは高くて手が出ない。
『日本に帰って一番初めに食べるのは何か?』と長期旅行者が集まるとレギュラーで話題になる質問なのだが、ほとんどの人が
寿司と答える。諸外国では生モノ料理がほぼ無いのでこの欲求がダントツで多い。
次点としては、
カレーライス、ラーメン、焼肉、すき焼きの類で味の濃いシリーズ。
俺は今回は
蕎麦と決めている。寿司と迷うがカツオと昆布などのしみじみダシの効いたツユが楽しみなのだ。
旨味という味覚を世界に認めさせた日本食は素晴らしいのだ。
長く旅をすると薄口でしみじみ美味いという料理が少なく蕎麦のランクが徐々に上昇し、ついに1位になってしまったのだ。
同じように蕎麦と言う人はそんなに多くないが10位以内に入る定番のアイテムだ。30代以上の男性が蕎麦と答えることが多いように思う。
個人的には
王将の餃子が10位以内にランクインしているがどうだろうか?餃子は海外で口に出来るけどなーんか違うんだよね。
どーでも良いコラムになってしまった。
【アルゼンチンは牛肉が安い】
これだけ大きなステーキ肉2枚で約210円。ナイフとフォークが小さく見えます。